精神障害のセルフチェック

男性

診察には家族の同伴も必要

長期間にわたって睡眠不足や食欲不振、疲労感などが続くようなら、うつ病を発症している可能性があります。この病気は精神にも影響を及ぼし物事に対する興味や関心がなくなってしまいます。さらにちょっとした出来事でも考え込んだり落ち込んでしまったりして、その状態から立ち直れなくなることもあるのです。うつ病の疑いがあるならクリニックで診察してもらうことが必要ですが、その前にインターネットでセルフチェックすることもできます。これは質問にイエスかノーで答えていくだけでうつ病に近い状態なのか自己判断できます。また一般の会社でも社員にうつ病のチェックシートを渡しているところがあります。この検査結果でうつ病か、その可能性があると判断されたらクリニックに行く必要があります。クリニックに行く場合、必ず家族や身近な人に付き添ってもらったほうがいいでしょう。患者だけでなく家族の話も診断に重要となるからです。治療が必要と判断されればカウンセリングや抗うつ剤による治療となります。抗うつ剤は複数の種類がありますが、基本的に病状に応じて1種類だけを使います。うつ病の治療はカウンセリングによる心理的治療や抗うつ剤によって行われます。心理的治療は対話によりうつ病の原因となった性格や環境などを患者に自覚させ、前向きな考え方に導いていく療法です。自分自身を見つめなおし環境を変えることでうつ病の症状は軽減していくのです。また治療には抗うつ剤も大切な役割を果たします。うつ病になると脳内の神経伝達物質が不足してしまうためこれを補う必要があります。その神経伝達物質とはセロトニンとノルアドレナリンで、これらが減少すると不安感や焦燥感、気力の低下などの状態があらわれてしまうのです。抗うつ薬のほかに症状に応じて抗不安薬や睡眠薬などが処方される場合もあります。心理的治療や抗うつ剤などの治療で重症の場合を除いて数か月ほどでうつ病の症状は回復してきます。しかし病気が治っても再発率が高い病気なので、その後半年程度は抗うつ剤を飲み続けることが大事です。またうつ病の治療は十分な休養も大切なので長期休暇などをとってのんびりすることも回復には役立ちます。